クリスマスローズとは

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パピエ

クリスマスローズ

学名:Helleborus

キンポウゲ科 ヘレボルス属

原種は約20数種で、ヨーロッパに広く分布し、地中海沿岸からバルカン半島、ユーゴスラビアから独立した国々を中心に西アジア、中国にも及んでいます。

標高300m~1000m以上の広葉樹の多い森林・石灰質の土壌に自生していることが多い様ですが、環境適応能力が強い為、山地や開けた草原などにも自生しています。

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シングル


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ダブル


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セミダブル



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パピエ


花と思しきはガク片です

花に見える部分は実はガク片にあたり、本来の花弁は退化し、雄蕊の周囲に取り巻く蜜線(ネクタリー)に変化を遂げています。

花郷園オリジナル 上向き品種「パピエ」シリーズは、八重咲きでありながら蜜線も残る特徴があり、他にはない珍しい咲き方をします。

※5枚の「がく片」(花びら)を持つ一重咲き(シングル)に対し、八重咲き(ダブル)には本来の花(蜜腺)は存在しません。



クリスマスローズの種類

クリスマスローズのタイプは2つ

クリスマスローズのタイプは大きく分けて2種類あります。一つが有茎種、もう一つが無茎種です。

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有茎種

茎が一本立ち上がり、そこから葉や花を展開させるタイプ。(フェチダス・アーグチフォリウス・リビダス等)

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無茎種

葉の茎、花の茎がそれぞれに分かれて伸びるタイプ。(チベタヌス・オリエンタリス・ハイブリッド等)

園芸店で見かけられる9割以上がこちらのタイプです。



原種と交配種

クリスマスローズの原種は約20種


クリスマスローズの種類は原種と交配種に分かれており、交配種はハイブリッド(Helleborus hybrids)と呼ばれます。

原種の種類は約20種あり自生地は低地から、標高2000mを超える山岳地帯まで幅広く、主にバルカン半島を中心とした地域に多く分布しています。




花郷園おすすめの原種

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原種:チベタヌス


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原種:リグリクス


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原種:フェチダス




クリスマスローズは花の名前が無い?

クリスマスローズの原種には名前がありますが、交配種(ハイブリッド)には名前のある品種と、無名の品種とあります。その違いは何でしょう?

それは、クリスマスローズの性質にあります。クリスマスローズは種から作られる、実生苗。同じ花が咲かないという特徴があります。

同じ親から採種した種子、いわば姉妹兄弟でも、それぞれにキャラクターがあり、全く同じ花が咲くとは限りません。

すべてがonly oneの花なのですが、その中でも特徴があるものを選別し、販売しているものには名前が付きます。

花郷園のオリジナル品種である「パピエ」もその一つです。通常は色・花形・模様で形容詞し、その花の品種を捉えた表現をしています(「ピンクセミダブルスポット」「イエローダブルフラッシュ」等)。

※メリクロン苗は生長点を培養するクローン栽培で、品種が固定されている為名前が付いています。


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パピエ(フランス語で”紙”の意)
花弁(ガク片)は和紙を紙漉きしたような風情があり、蕾はまるでバラのよう。上向きに咲く花郷園オリジナル品種です。