クリスマスローズのお悩み解決

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皆様のクリスマスローズに関するお悩みにお答えします


Q:初めて栽培をするのですが、どのようなクリスマスローズがおすすめですか?

A:種を蒔いてから開花するまでに、3年ほどかかります。
直ぐに楽しめる、花色・花形を確認出来る開花株を購入し、栽培に慣れてきたら、原種や苗などから始られたら良いと思います。


Q:寒さに強いと聞きましたが、買ってきたばかりのクリスマスローズが、急に元気がなくなり、花茎が真っすぐに戻らないのですが……

A:環境の変化に馴染んでいない可能性があります。
クリスマスローズはとても耐寒性があります。
原生地では雪の中から花を咲かせるような光景も見られるほどです。
おそらくお求めの株は温室で栽培されたものであり、温室育ちから急に極寒の外気にさらされ、環境の変化に馴れずに元気がなくなってしまったのかと思われます。
水切れによるものではありませんので、数日間、室内の玄関先などに入れ、寒さにはあてず管理をしてください。
お買い求め後は、しばらく夜間は家の玄関先などに取り込み、日中は戸外に出す等し、それぞれの家庭環境に順応させてから戸外で管理をするようにして下さい。


Q:植え付け、植え替えはいつ頃行ったら良いですか? 鉢のサイズはどの様なものが良いでしょうか?

A:開花株は3月頃に植え付け、植え替えをお勧めします。
クリスマスローズの生育期は、暑さが和らいだ秋のお彼岸~春のお彼岸までと考えて下さい。基本的にこの時期でしたらいつでも根を動かしても良いのですが、1・2月は用土が凍結する恐れがありますので、注意が必要です。
この時期を外し、開花株を購入された時には、3月頃に植え替えをされるのがよろしいでしょう。
鉢のサイズは、二回り大きい長鉢が適しています。(クリスマスローズの根は下に長く伸びます。) 鉢のサイズが合っていないと、土の量が多い為過湿になり、根腐れの原因にもなります。
花郷園オリジナル7号sizeプラスチック鉢クリスマスローズ専用陶器鉢もご利用下さい。


Q:用土はどのようなものが良いのですか?

A:基本的には、水はけの良い混合用土を使って下さい。
一例としましては、赤玉土5:鹿沼3:腐葉土1:軽石1等です。
元肥入りクリスマスローズ専用用土をご利用下さい。


Q:置き場所、定植の場所はどのようなところが相応しいですか?

A:秋~春まではよく日が当たる、風通しの良い場所。
夏場は明るい日陰で、陽射しが強い場所は寒冷紗やよしず等で涼しい環境下に置いて下さい。


Q:古い葉はいつ切ったら良いですか?

A:花芽が確認できる11月下旬以降に切りましょう。
早いものでは11月下旬頃~、花芽が出てきます。
花芽を確認出来るようになりましたら、横に広がり、傷み汚くなった古葉を消毒されたハサミでカットして下さい。
これによって、花芽にしっかり日光が当たるようになり、成長を促すことにもなりますし、風通しがよくなり、カビ等の病気から防ぐことが出来ます。


Q:葉っぱに漆のような真っ黒い筋が入り始めたのですが、病気でしょうか?

A:恐らく、「ブラックデス」というウイルス感染かと思われます。
よく見間違うものとして「黒星病」という黒い斑点が葉に現われる症状の病気もあります。
これは殺菌薬散布をし、養生すれば問題はないのですが、「ブラックデス」には特効薬はまだなく、伝染力がある為、隔離をし、廃棄処分をしないといけません。
害虫がその媒体になったり、使いまわしのハサミにより伝播する為、日頃の害虫の防御と器具の使用には注意を払って下さい。


Q:花付の株を買ったのですが、翌年は葉ばかりが茂り、一向に花が咲きませんが、どうしてでしょうか?

A:原因のひとつとしては、葉にばかり栄養が届き、花芽形成が十分されなかった可能性もあります。
肥料の3大要素、窒素(葉)・リン酸(花)・カリ(根)の中でも、窒素分の多い割合の肥料では葉の展開に養分が注がれますので、それぞれ比率が等分のものを選ばれると良いと思います。
また、開花した花をそのままにしておくと、5月頃には子房が膨らみ種を結実し、株の体力を消耗させてしまいます。
お花を観賞した後、花色が褪せてき始めたら、花茎を地際から5〜6cm位の箇所でカットして下さい。
このような栽培をし、適切な肥料を成長期にあげれば、毎年花を咲かせてくれます。


Q:クリスマスローズは全く同じ花が咲かないと聞きますが、本当ですか?

A:種子から育てた実生(みしょう)苗の場合、同じ花が咲きません。
同じ親株から取った種子であれ、私たち姉妹兄弟が異なるように、花形はさまざまに変わります。
交配品種は、過去に様々な交配を重ねた上で1つの品種が生まれるので、開花後も先祖返りをし、異なる花の表情にも成り得るのです。完全に同一の花を咲かせる方法としては、株分け、又はメリクロン(成長点培養)栽培がございます。弊社の苗は、実生栽培で育てています。


Q:置き場所、定植の場所はどのようなところが相応しいですか?

A:秋~春まではよく日が当たる、風通しの良い場所。
夏場は明るい日陰で、陽射しが強い場所は寒冷紗やよしず等で涼しい環境下に置いて下さい。



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